2018年5月22日火曜日

平成30年 司法試験 短答試験 予想合格ライン

 昨年及び今年の辰已法律研究所・伊藤塾による解答速報分布表、実際の本試験の分布表、昨日から今日にかけて元管理者等に連続して2年分解かせてみた結果、受験生の数、LSC利用状況から推察できる他掲示板固有書き込み者数、その他様々な情報を総合考慮した結果、LSC元運営者・現運営者の見解は下記の通りとなりました。

・LSC元副管理人(当サイト執筆者)予想合格ライン:114点

・LSC元管理人予想合格ライン:113点
※合格時には150点程度を獲得し、現在は国家公務員ですが、これまで、昨年及び今年の問題は一切検討していませんでした。
※問題を解くにあたっては、受験当時のまとめノートを読み込みました。
※結果としては、昨年の問題については130点、今年の問題については131点となりました。
※感想としては、今年の民法の難易度は昨年と同じかやや易、今年の憲法の難易度は昨年よりやや易、今年の刑法の難易度は昨年よりもやや難というものでした。

・LSC削除人予想合格ライン:「わからないけど115点とかじゃないですか?」
※現在は現役法科大学院生です。
※予備試験を受験していないため、これまで、今年の問題は一切検討していませんでしたが、昨年の問題は少し検討したことがあるとのことでした。
※結果としては、昨年の問題については109点、今年の問題については104点となりました。
※感想としては、今年の民法の難易度は昨年と同様に難し過ぎる、今年の憲法の難易度は昨年と同じ、今年の刑法の難易度は昨年よりもやや易というものでした。

・LSC削除人予想合格ライン:114点
※二回目の受験生です。
※具体的な点数は差し控えたいが、感想としては、「先日喋った元司法試験委員長が67%を基準にしてると明言していたのだから、これが維持されると思う」・「足切りラインは平均点がいかに高かろうが参考にはならない、結局は66%ルール」・「試験時間に遅れた受験生を失格扱いしないのはおかしい」とのことでした。

平成30年 司法試験 短答 憲法 予想解答 補足 その2


 昨日、平成30年 司法試験 短答 憲法 予想解答において、第6問・ウの選択肢を正しいものとして、1と記載しましたが、伊藤健さんが上記の通り発言しているので、補足しますが、上記発言は誤りだと考えます。
 たとえそのように考えられることを前提としても、明らかな差し迫った危険の発生が具体的に予見される場合でないのに、その使用を規制するのは、集会の自由を不当に制限することになることに争いはないと考えられるからです。
 すなわち、上記発言を前提にできるとしても、この選択肢を誤りと基礎付けることはできません。
 要するに、日本語の問題です。

 以上の通りの投稿をした後、同氏のTwitterを確認したところ、下記の通り、訂正等がありましたので、この点についても補足します。



 上記発言は、ウの選択肢が最高裁の判例ではなく、地裁の裁判例であり、この地裁の裁判例を判例に昇格させるべきか否かは、試験委員の見解次第であるとのものと思われます。
 しかし、前述の通り、これは日本語の問題に過ぎません。


 私は、冒頭、「たとえそのように考えられることを前提としても」・「上記発言を前提にできるとしても」と留保を付けましたが、その趣旨は、この発言から明らかになると思います。
 結局、試験委員は伊藤健さんが思っているよりもかなり単純な思考の下、この選択肢を作ったのだと思います。

平成30年 司法試験 短答 憲法 予想解答 補足 その1

 昨日、平成30年 司法試験 短答 憲法 予想解答において、第12問・イの選択肢を正しいものとして、1と記載しましたが、疑義ありとのことなので、補足します。
 上記の記載は、佐藤功先生の憲法(上)〔新版〕の76頁に基づくものです。

 ※さきほどまで、「第12問・ウ」と記載していましたが、正しくは、上記の通り、「第12問・イ」です。

2018年5月21日月曜日

平成30年 司法試験 短答 民法 予想解答

 さきほど、ローの後輩であるLSC運営者から民法の問題を見せてもらいました。
 問題用紙には後輩の検討の過程がありましたが、予断の排除して、受験生の視点に立って、本番同様の試験時間で解きかけました。
 しかし、これ昨年よりも少し難しくないですか?
 暇があったらまた検討します…。

平成30年 司法試験 短答 刑法 予想解答

 さきほど、ローの後輩であるLSC運営者から刑法の問題を見せてもらいました。
 問題用紙には後輩の検討の過程がありましたが、予断の排除して、受験生の視点に立って、本番同様の試験時間で解きました。
 雑感ですが、昨年よりも難しいように思えます。
 たしかに、問われている事柄は基本知識が中心となっています。
 しかし、思考問題が多く、限られた時間の中では、対処不可能な人も多かったのではないでしょうか。
 私自身、刑法の短答は超上位成績でしたが、一部の問題には自信をもって答えられませんでした。
 そこで、基本書・百選等を調査の上、予想解答を作成してみましたので、参考にして頂けたらと思います。

第1問 3 5
第2問 5
第3問 2
第4問 4
第5問 2 2 1 2 2
第6問 2
第7問 3
第8問 4
第9問 2 4
第10問 2 3
第11問 4
第12問 5
第13問 3 4
第14問 4
第15問 2
第16問 2 1 1 2 2
第17問 5
第18問 1
第19問 2
第20問 1 1 2 2 2

平成30年 司法試験 短答 憲法 予想解答

 さきほど、ローの後輩であるLSC運営者から憲法の問題を見せてもらいました。
 問題用紙には後輩の検討の過程がありましたが、予断の排除して、受験生の視点に立って、本番同様の試験時間で解きました。
 雑感ですが、昨年よりもやや簡単であるように思えます。
 細かな知識が問われつつも、いずれも基本知識の範疇であると思います。
 私自身、憲法の短答は上位成績でしたが、一部の問題には自信をもって答えられませんでした。
 そこで、基本書・百選等を調査の上、予想解答を作成してみましたので、参考にして頂けたらと思います。

 ※さきほどまで、第19問の解答を6と記載していましたが、正しくは、下記の通り、3です。

第1問 2 1 1
第2問 3
第3問 5
第4問 2 1 1
第5問 1 2 1 1
第6問 2 2 1
第7問 7
第8問 5
第9問 1 2 2 2
第10問 5
第11問 1 2 2 1
第12問 2 1 1 2
第13問 2 1 2
第14問 7
第15問 2 2 1
第16問 6
第17問 6
第18問 2 1 1
第19問 3
第20問 3

2017年9月5日火曜日

司法試験刑事系―刑事訴訟法

 近年、易化傾向にある刑事訴訟法ですが、捜査法は考査委員好みの演習書、「事例演習刑事訴訟法」をこなすことが肝要です。
 同書ではあっち行ったりこっち行ったりと色々と書かれていますが、要するに何なのかということを端的にまとめておけば良いのです。
 規範はシンプルなものにしましょう。
 とにかく時間がないですから。
 証拠法については、申し訳ないのですがまともな演習書を知りません。
 「司法試験論文過去問 LIVE解説講義本 刑訴法」やローでの講義を参考にしながら、自分なりのパターン処理法を身に付けて欲しいものです。
 実を言えば、最も苦手で、最も悪い成績だったと思われます。適当ですみません。